
ミニトマトの家庭菜園
ポコポコと実がなる可愛くて小さなプチトマト。
家庭菜園の自家製のミニトマトを水耕栽培で育ててみましょう。
赤玉のレッドオーレ、
オレンジ種のオレンジキャロル、
黄色いイエローミミ、
中玉のミディレッドなどの品種の育て方をまとめてミニトマトとして解説していきます。
基本的には「水耕栽培による果実野菜栽培・育て方」として育て方は同じですので、合わせて参考にしてみてください。
トマトはナス科:ナス属:トマト種の野菜です。
ミニトマトの蒔き時と収穫時期

寒冷地
- 蒔き時:3月中旬~4月中旬
- 収穫時期:7月中旬~10月初旬
湿暖地
- 蒔き時:3月初旬~4月末
- 収穫時期:6月下旬~10月中旬
暖地
- 蒔き時:2月下旬~5月末
- 収穫時期:6月中旬~11月中旬
発芽の時期の平均気温20~30℃。
タネによっては蒔きやすい様に外側を丸くコーティングしたタネ(パレット種子)のものもあります。
パレット種子も同じようにそのままスポンジの上に蒔いて発芽を待ちます。
トマトの種は嫌光性種子のタネのため、
なるべく光の強くない場所に置いておくと2~3日もすれば、タネから根が伸びていきます。
ミニトマトの育て方【水耕栽培・露地栽培共通】
レッドオーレ、オレンジキャロル、
イエローミミ、ミディレッドなど写真が混ざりますが、育て方は同じです。
ミニトマトの種蒔き&発芽

露地栽培(畑・植木鉢)の場合
嫌光性種子のため、深めに蒔きます。
1段目の花が咲いた頃には株間40~50cmに植え替えてあげましょう。
水耕栽培の場合
1つのスポンジに1つずつ、
ミニトマトのタネを少しだけ潜らせるように置いて水を吸わせてください。
ミニトマトの水耕栽培については「水耕栽培プランターで育てる葉物野菜栽培・育て方」で解説している通りのため、
収穫用のプランターに植え替えた時点からの解説をしていきます。
ミニトマト栽培のポイント
トマトの苗はハイポニカの500倍の液体肥料と相性が良いので、とにかく元気に育ちます。
支柱を立てる

苗の高さが15センチくらいの長さに伸びる頃から、成長のスピードが速くなっていきます。
ちょっとした風にあおられて茎の根元あたりからポッキリと折れてしまうことがあるので、
棒状のものを突きたてて「添え木」をつけてあげましょう。
プチトマトの苗は最終的には1メートルを超える木になります。
収穫までには120~150cmくらいの支柱を用意しておきましょう。
必要に応じて脇芽かき

トマトの場合、枝と枝の間から新しい枝(=脇芽)が出てきます。
放っておくとトマトはいくつも枝が増え巨大化していくのですが、
花が咲いたり果実が膨らんでいくエネルギーが枝の成長に使われてしまうため、
脇芽を摘み取り成長をコントロールする必要があります。
「時々摘み取るのが普通のこと」と覚えておき、
自己判断で摘んでいきましょう。
開花とトマトトーンスプレー

トマトは花が咲いてもそのままの状態ですと実らないことも多いようです。
でも、トマトトーンという結実促進剤があります。
花が咲いた時に花にスプレーしておけば、
期待外れに終わる可能性の方が低くなります。

毎日ではなく、その花房に一度だけ花が濡れるようにスプレーしてあげましょう。
結実率を上げる トマトトーン
ミニトマトの収穫

実が膨らんで来たら露地栽培なら撒き過ぎないように追肥をしてあげます。
水耕栽培はハイポニカなら葉っぱの様子を見ながら濃度を微調整。
新しい脇芽からまた花が咲き続けるので、
トマトの苗を枯らさないように眺めてあげましょう。

二つ上のトマトはオレンジキャロル。上の写真はイエローミミ。
赤いミニトマトはトマトっぽい小型化品種。
カラフルなトマトはフルーツ寄りに甘みを引き出した品種が多いです。
下の左の赤いトマトは中玉トマトのミディレッド。
写真には写っていませんが普通の赤いミニトマトのレッドオーレという品種もミニトマトの定番品種。

一番右側にある極小サイズのトマトは「マイクロトマト」と呼ばれるマニアックな品種。
こちらは次のページで単体として紹介していきます。
以上、ミニトマトの育て方でした。
液体肥料ハイポニカ
最大効率型水耕プランター
家庭菜園×水耕栽培 Key Points
- カラフルトマトは楽しい
- トマトトーンは保険的に
- 熟したら惜しまず食べよう
基本的な詳細解説は「果実野菜の育て方」ページにて。
脇芽の摘み方で開花の回数が増えたり実付きが悪くったりするので、研究しながら楽しみましょう。