
ほうれん草(ホウレンソウ)の家庭菜園
ほうれん草(ホウレンソウ)は発芽の成功率が低く、
生育環境の温度が高いと雄株は葉を茂らす前に花が咲いてしまったりする難しい野菜です。
漠然と「葉物野菜を育てたいな」と考えた時はほうれん草よりサニーレタス類を育てるのがおすすめ。
ほうれん草はアカザ科:ホウレンソウ属:ホウレンソウ種の野菜です。
ほうれん草(ホウレンソウ)の蒔き時と収穫時期

北海道
- 蒔き時:4月中旬~6月末
- 収穫時期:6月中旬~9月中旬
東北高冷地
- 蒔き時:4月初旬~6月末
- 収穫時期:6月初旬~8月末
中間地
- 蒔き時:3月中旬~6月末
- 収穫時期:5月初旬~8月末
暖地
- 蒔き時:3月初旬~6月末
- 収穫時期:4月中旬~8月中旬
発芽の時期の平均気温15~20℃。
西洋ほうれん草は葉が丸みを帯びており、
東洋種のほうれん草は葉がギザギザしている特徴があります。
種子の外殻が硬いので発芽に失敗することが多いので、
苗になる率を考えるとタネを蒔いて苗になるのは1~3割だと思って多めにタネを蒔いておくことをお勧めします。
おすすめの葉物野菜のタネ
ほうれん草(ホウレンソウ)の育て方【水耕栽培・露地栽培共通】
ほうれん草(ホウレンソウ)の種蒔き&発芽

ほうれん草をおすすめしない理由
ほうれん草はタネの殻が硬いので、
発芽の段階で芽を出す率(発芽率)が低い野菜なんですね。
写真のように10粒蒔いて1つから芽が出ました。
ほうれん草は二度チャレンジしましたが、いずれも失敗。
育て方は「水耕栽培プランターで育てる葉物野菜栽培・育て方」で解説している通りのため、以後は失敗談のみとします。
ほうれん草栽培のポイント
ほうれん草は種蒔きの時期を外すと、
やっと芽が出た株でも野菜としてうまく育ってくれません。
一度目は発芽に手間取り失敗、
二度目は蒔き時を外して夏にかかる時期に発芽させたときのお話です。
ほうれん草の育苗期&水やり

上の写真は多めにタネを蒔いてやっと発芽したほうれん草の幼苗たち。
「よーし、起きるぞー」といった感じでしょうか。
特徴的な細長い双葉の間から本葉が芽を出し始めています。

双葉・本葉の次の芽が伸び始めたほうれん草。
サニーレタスやサンチュと同じように平面型の水耕栽培プランターに定植させました。
ほうれん草栽培のその後

写真のほうれん草は室内の育成環境下に置いてしまい、
いきなり花がついてしまいました。
手がかからずに収穫までできたレタス(クキ科)、小松菜(アブラナ科)とは全く異なるホウレンソウ(アカザ科)の植物特性。

発芽せずにカビた種蒔き後の2回目のホウレンソウの水耕栽培だったのですが、
時期が遅くなり気温が上がりすぎているためか上手に育ちませんでした。
葉物野菜として重要な「葉」が成長せずに、
「茎」や「花」が成長するという不思議な成育状況に。

適正な時期(気温)に育苗すれば、ホウレンソウとして成長すると思います。
2度種蒔きをして驚愕の「開花終了」を経験してしまうと『八百屋さんのほうれん草』を手に取りたくなります。
失敗経験から学んだ方が人生面白いですよね。
以上、ほうれん草の育て方でした。
液体肥料ハイポニカ
少し難しいほうれん草の家庭菜園
家庭菜園×水耕栽培 Key Points
- 種蒔きの時期は重要
- 発芽率が低いので多めに種蒔き
- 気温が高いと変な育ち方をする
同じ葉物野菜でも放置で育ったレタスなどとは種(しゅ)が違い、
難易度が高い野菜がある意味を経験をすることができました。