
チンゲンサイ(青梗菜)の家庭菜園
「中国野菜」の代名詞的葉物野菜であるチンゲン菜。
漢字では”青梗菜”と書き、パクチョイ(白菜)とも呼ばれます。
根元の茎が肥大化した少し変わった葉物野菜ですよね。
水耕栽培で手軽なチンゲン菜(青梗菜)栽培、始めてみましょう。
チンゲン菜はアブラナ科:アブラナ属:ラパ種の野菜です。
チンゲンサイ(青梗菜)の蒔き時と収穫時期

北海道
- 蒔き時:5月中旬~9月中旬
- 収穫時期:7月中旬~11月初旬
東北高冷地
- 蒔き時:5月中旬~9月中旬
- 収穫時期:7月中旬~11月初旬
中間地
- 蒔き時:3月中旬~10月初旬
- 収穫時期:5月中旬~11月中旬
暖地
- 蒔き時:3月中旬~10月初旬
- 収穫時期:5月中旬~11月中旬
発芽の時期の平均気温20~25℃、
収穫までの目安日数は約1ヵ月半~。
チンゲン菜(青梗菜)は暑さや寒さに強く、作りやすい野菜。
種まき後、高温期は45日、
低温期は50日~80日が収穫の目安です。
油炒めはもちろん、軽く茹でて豆腐とあえたり煮る料理に適した葉物野菜です。
おすすめの葉物野菜のタネ
チンゲンサイ(青梗菜)の育て方【水耕栽培・露地栽培共通】
チンゲンサイ(青梗菜)の種蒔き&発芽

露地栽培(畑・植木鉢)の場合
チンゲン菜は小松菜と同じアブラナ科。
柔らかくした土に粒蒔きして土を被せて水をかけましょう。
茎の下方が膨らみ思ったより場所をとる広がり方をするので、
定植する場合は苗を適度に離して植え替えします。
水耕栽培の場合
1つのスポンジに1つか2つ、
チンゲン菜のタネを少しだけ潜り込ませるように置いて水を吸わせてください。
2日~3日で双葉が開くほどに成長します。
チンゲン菜の水耕栽培については「水耕栽培プランターで育てる葉物野菜栽培・育て方」で解説している通りのため、
以後の誘導リンク・細かな写真解説は省きます。
チンゲンサイ(青梗菜)栽培のポイント
チンゲンサイ(青梗菜)の育苗期&水やり

水耕栽培プランターの培養土に使っている小粒のハイドロボールを少し掘り下げます。
万が一、水分の蒸発でハイドロボールの水分が根の部分に触れない事態に気付かずいた時のことを考えて、
根は不織布で覆い、不織布はできる限りメッシュカゴの底の方に埋めるように植えました。

チンゲン菜は葉が大きく育つまで基本的に「放置」です。
培養土に水面が接しているかは毎日チェックして、
干上がらないように適度に液体肥料を補充しましょう。

チンゲン菜にはあまりアブラムシは付きませんでした。
ただ、蝶々が飛んできて卵を産み付けたのか青虫が葉に穴をあけていました。
何かの棒でつんつんして排除。

もし、アブラムシが来たら「粘着くんでアブラムシ駆除」ページを参考に退治してあげましょう。
おすすめ殺虫剤 粘着くん液剤
チンゲンサイ(青梗菜)の収穫

青梗菜は茎は太く上から見た時のボリュームが大きい野菜です。
場所をとるのでほどほどに大きくなった時に収穫することに。

横から見るとおどけた棒人間みたい。
青梗菜の根は思いの外浅いですね。

セロリのような株の根元のチンゲン菜。
青虫にかじられはしたものの、
チンゲン菜らしいフォルムに育ってそれなりに満足な結果になりました。
チンゲン菜はクセがある葉物野菜なので基本的に中華料理にしか合いません。
作りやすいので作り過ぎに注意しましょう。
以上、チンゲン菜(青梗菜)の育て方でした。
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家庭菜園×水耕栽培 Key Points
- 丸いタネの育てやすい野菜
- 上下左右に案外広がる
- アブラムシはあまり付かない
チンゲン菜は手がかからない中国野菜。
枝にあたる部分が太く葉は全方位に大きくせり出すのである程度スペースが必要です。