
小松菜(コマツナ)の家庭菜園
小松菜(コマツナ)は東京都の江戸川区小松川付近で品種改良された葉物野菜。
種子を蒔いてから発芽・双葉化するのがとても早く、
収穫までの日数も夏場なら1ヶ月かからない野菜で、
植物としてはキャベツやチンゲン菜や大根と同じ「アブラナ科」に属します。
家庭菜園や水耕栽培で手軽な小松菜(コマツナ)栽培を始めてみましょう。
小松菜はアブラナ科:アブラナ属:ラパ種の野菜です。
小松菜(コマツナ)の蒔き時と収穫時期

北海道
- 蒔き時:3月下旬~9月初旬
- 収穫時期:5月中旬~10月末
東北高冷地
- 蒔き時:3月下旬~9月初旬
- 収穫時期:5月中旬~10月末
中間地
- 蒔き時:3月初旬~10月末
- 収穫時期:4月下旬~12月末
暖地
- 蒔き時:3月初旬~11月初旬
- 収穫時期:4月中旬~1月中旬
発芽の時期の平均気温20~30℃、収穫までの目安日数は約3週間~。
小松菜(コマツナ)は暑さや寒さに強く、
ほぼ1年中作れる手軽な野菜で家庭菜園にぴったり。
種まき後、高温期は22日~30日、
低温期は40日~60日で収穫期になります。
ビタミン・ミネラル・鉄分が豊富で美味しい健康野菜として幅広く栽培されています。
おすすめの葉物野菜のタネ
小松菜(コマツナ)の育て方【水耕栽培・露地栽培共通】
小松菜(コマツナ)の種蒔き&発芽

露地栽培(畑・植木鉢)の場合
柔らかくした土に粒蒔きして土を被せて水をかけましょう。
水耕栽培の場合
1つのスポンジに1つか2つ、
小松菜のタネを少しだけ潜り込ませるように置いて水を吸わせてください。
小松菜(コマツナ)の場合、
2日~3日で双葉が開くほどに成長します。
小松菜の水耕栽培については「水耕栽培プランターで育てる葉物野菜栽培・育て方」で解説している通りのため、
以後の誘導リンク・細かな写真解説は省きます。
小松菜(コマツナ)栽培のポイント
小松菜の育苗期&水やり

水耕栽培プランターの培養土に使っている小粒のハイドロボールを少し掘り下げます。
万が一、水分の蒸発でハイドロボールの水分が根の部分に触れない事態に気付かずいた時のことを考えて、
根は不織布で覆い、不織布はできる限りメッシュカゴの底の方に埋めるように植えました。

小松菜は葉が大きく育つまで基本的に「放置」です。
培養土に水面が接しているかは毎日チェックして、
干上がらないように適度に液体肥料を補充しましょう。
付近でサニーレタスを育てていたからかはわかりませんが、
小松菜にはあまりアブラムシは付きませんでした。
もし、アブラムシが来たら「粘着くんでアブラムシ駆除」ページを参考に退治してあげましょう。
おすすめ殺虫剤 粘着くん液剤
小松菜(コマツナ)の収穫

ちょっと日照不足なのか小松菜の葉っぱは白っぽく育ちました。
丸い葉っぱはまだ幼苗。
付け根から伸びる新芽が本葉といった感じがします。
その後もすくすく成長したので、収穫。

根が付いたままの小松菜の全身写真。
写真の葉っぱは「コガネムシ」(=カナブン)に食べられてしまいました。
コガネムシを排除しただけで収穫できた手のかからない小松菜栽培です。
カナブンは見かけたら排除しないと葉っぱがなくなってしまうので時々観察しましょう。

根の上から葉っぱが始まるサンチュと違い、
アブラナ科の小松菜は根元から茎。
同種の大根の上の部分とそっくりですね。
日当たりの悪いところに置いておいた小松菜は、
カナブンのフンと引き換えに茎だけになっていましたので、
コガネムシや青虫はチェックして育ててあげてください。
以上、小松菜の育て方でした。
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家庭菜園×水耕栽培 Key Points
- 丸いタネの育てやすい野菜
- アブラムシは付かない
- 調理して食べる葉物野菜
アブラナ科はダイコンと同じ仲間。
大根の上の部分を想像すると小松菜の茎が大根っぽいことがわかります。
お江戸発祥の野草系葉物野菜の小松菜の育て方解説でした。