
葉に密集するアイツらを駆逐してやる
たとえ1階ではないベランダであっても、
緑のあるところを見つけ出し、
野菜の養分を吸いに大集団を作ってしまう害虫に「アブラムシ」や「コナジラミ」がいます。
素敵なネーミングの殺虫剤「粘着くん」で駆逐してやろうじゃありませんか。(゚Д゚)ノ
「粘着くん」でアブラムシをやっつけよう

葉物野菜の葉の裏やイチゴの新芽、
ナス科の茎などにたかりまくるアブラムシ。
葉物野菜の収穫期には必ず葉の裏側で見かけることになるでしょう。
虫退治といえば「殺虫剤」なのですが、
葉物野菜などの場合は「葉っぱそのもの」が収穫対象の食べ物。
殺虫剤・農薬は、極力避けたいものですよね。

さあ、アブラムシ退治!
最強の対アブラムシ&コナジラミ剤と言われるのが「粘着くん」という園芸用品ではわりとおなじみの駆除アイテム。
ラベルや容量などは時代に合わせて一新されたりしますが、中身は同じ。
ベランダ菜園の害虫アブラムシ
野菜にひっついているアブラムシはある時期に羽を持ち、
美味しそうな植物をみつけてコロニー化。
ベランダ菜園ではアブラムシを捕獲するテントウ虫の援軍も期待できません。
単為生殖(メスだけで増えること)のため、
野菜がある限り数が減ることもなく群生してしまいます。
無害な害虫駆除液「粘着くん」の特徴

とてもナイスなネーミングの「粘着くん」は、
デンプン溶剤というタイプの殺虫剤。
殺虫剤と言っても「触れたら死んじゃう」タイプの「毒」・「農薬」とはちょっと違います。
粘着くんは原液を水で100倍に薄め、
トロッとした溶液をアブラムシに直接スプレーします。
粘着くんが乾くとアブラムシの呼吸器官(気門)に入ったデンプンの成分が硬化し、
アブラムシを窒息死させて退治することができます。
まだ孵化していない害虫の卵を殺すことはできませんが、
原料が食用でんぷんの一種。
毒性がほとんどないので、繰り返し使うことができます。
害虫駆除液「粘着くん」の作り方・使い方
アブラムシ、ハダニ、コナジラミ類に効果抜群の粘着くん液剤。
有効成分は「でんぷん」で希釈をして害虫に直接かけます。
トロっとした液剤でアブラムシの器官を塞いで窒息させる害虫駆除剤なので、
食物になる葉物野菜にも安心して使えます。
おすすめ殺虫剤 粘着くん液剤
粘着くんスプレーの作り方

粘着くん液剤を水で100倍に薄めて使用します。
アブラムシ等にかからなければ効果がないのでスプレーボトルも別に用意します。
原液は工作の時の「でんぷんのり」のようにドロっとしているので、スポイトではなく計量スプーンがあった方がいいかも。
粘着くんを水と混ぜてスプレー化

スプレーボトルは100円ショップで購入した400mlのスプレーボトル。
粘着くん溶剤の原液をスプレーボトルに入れたらそのまま水を入れましょう。
若干とろっとした印象のある液体になりました。
効果を期待して濃く作ると植物の気孔まで塞いで枯らしてしまうので、
説明書きどおりに薄めます。
使用前に粘着くんスプレーをよく振って混ぜましょう。
はい、準備完了です。
粘着くんでアブラムシを退治する

黄色いのはアブラムシ、
黒っぽいのはコナジラミという虫でした。
薄めた粘着くんは、
触ってみても特にネバネバもヌルヌルもしていない液体状態です。
スプレーも目詰まりすることはありません。
粘着くんをアブラムシにスプレーしましょう。
粘着くん散布後10~20分で散布薬液が乾き、
薬液の十分かかった害虫は、
乾くまでにすでに死亡しています。

粘着くんが乾いた後のアブラムシを突っついてみると、
「ごはんの炊けた後のお釜」のように、
「パリパリ」感を伴ったままポロポロと落ちていきます。
有害性を心配せずに粘着くんで湿らせるだけで退治できるので、
とても便利な対アブラムシ兵器になります。

収穫の前日に粘着くんを吹いておけばOK♪
1本あれば残留農薬の心配をせずに
アブラムシやハダニ、コナジラミを殲滅することができます。
お取り寄せしておくと良いと思います。
おすすめ殺虫剤 粘着くん液剤
家庭菜園は生き物を飼うのと同じ
家庭菜園×水耕栽培 Key Points
- ネーミングセンスがいい
- 直接かけて窒息させるモノ
- 毒性なし
虫よけスプレーや殺虫剤とは違う駆除メカニズムの粘着くん。
家庭菜園をして初めてわかる「スーパーの商品野菜がどれだけ農薬がまかれているのやら」感。
粘着くん、かなりおすすめです♪