
水耕栽培の仕組みと野菜の成長
従来の土・堆肥でのプランター栽培よりもメリットが多い水耕栽培の家庭菜園。
植物は土中に根を張り根から必要な養分を吸収して葉を作り、
葉は養分をエネルギーに光合成を行います。
フワフワと根っこが漂い直接液体肥料を吸い込む水耕栽培は、
植物の成長にとってとても良い環境なのです。
わかれば作れる水耕プランター

水耕栽培キットや水耕栽培セットが一般に市販されています。
ヒヤシンスの簡易的な水耕栽培セットから、
1株分のプランターが5千円~1万5千円するもの、
平面の作付け面積を重視したラック型のようなものなどあるのですが、
単体で考えると値段が高い場合が多いです。
水耕栽培のプランターは野菜の育て方や構造の原理がわかっていれば100円ショップの商品の組み合わせで自作することが来ます。
おしゃれで可愛らしい栽培プランターもあるので、
ちょっと気になりますよね。
水耕栽培のプランター
いくつか種類のある水耕栽培方法

水耕栽培は育てる野菜の特性によって、
違う方法があります。
茎がしっかりとした棒状の野菜であれば、茎を固定する仕組みを重視した構造の水耕栽培装置が良いですし、自立しないリーフレタスなどは平面的で肥大する葉を支えるスタイルの水耕栽培スタイルを考慮することになります。
水耕栽培では、植物の成長するメカニズムを予習して構造のプランターを自分で自作してしまえば、1つ数千円もする水耕栽培キットをいくつも購入する必要はありません。
でも、プランターを自作する場合は水耕栽培に必要ないくつかの資材をバラバラに集め、切断やサイズ調整をする手間もありますので、全て揃っている市販の水耕栽培セットを購入してしまうのも悪くない選択の一つ。
水耕栽培プランターを自作するにせよ、水耕栽培キットを翌年に再利用するにせよ、水耕栽培では窒素・リン・カリウムが配合された液体肥料が必要。液体肥料があれば容器は市販品でなくともOK。
水耕栽培用の液体肥料はお取り寄せ

水耕栽培は、水耕栽培に最適な栄養素を濃縮した液体肥料(液肥)を用います。液体肥料は土栽培のプランターに挿して使う栄養補助肥料と成分比率が違うので、定評のある「ハイポニカ」という液体肥料がおすすめ。
液体肥料自体はホームセンターでも見かけることができますが、土いじりのガーデニング栽培の追肥・栄養肥料が多く、水耕栽培は液体肥料中の成分が野菜の成長の全ての素。
果実か葉物だけでも成長に必要な養分は違うので、液体肥料だけは液体化された追肥ではなく、水耕栽培用の液体肥料を使った方が…数ヵ月後の収穫時に全く違う結果が出るでしょう。
液体肥料ハイポニカ
「水耕栽培=液体肥料栽培」を最初に理解
家庭菜園×水耕栽培 Key Points
- 効率的・簡単栽培な水耕栽培
- プランターセットはちょっと高価
- 原理がわかれば自作量産できる
作ることのできるのは植物。プランターの価格で野菜や果実の数が違うわけではありません。用途や経験に合わせてセット物か自作作戦を考えてみると良いでしょう。